主人公はわたし

誰しも常に主人公なのだと思う。意識するにしろしないにしろ。


だけど、演じたかった演目ではなかったと言うことや、結局、他の人の舞台では脇役になってることで人生に不平不満に思うんだろう。


私は私の人生の主人公。私は主役なのだからもう少し人生を劇的な誰かに話すと興味をひかれるようなものに変えることだって出来る。


だけど、だけど、ここ最近はひたすら引きこもって、一人芝居して、誰かが私の舞台に上がることを怖がり、また私が誰かの舞台に引っ張り出される事も恐れてる。


嫌な記憶だけ反芻して、しくじったシーンや羨んだ端役たちにされた嫌がらせを思い出し恐怖している。




もうすぐ、雪が降る。


冬は大嫌いだけど、思い出がたくさんあるので、やっぱり好きだ。


ずっとずっと冬の国で暮らして来たから、冬の思い出が多い。




もうすぐ、雪が降る。


私は舞台にあがる準備をしなくちゃならない。