例えが下手で通じない、初めての本当の孤独

誰かに本音を吐露しても、その後に凄く虚しさだけが募るのは、気持ちの共感や感覚の共有が出来ないからなんだよね。


お互い腹割って話しても、全然スッとおりてこない、入ってこない。理解は出来る、でもあんまり共感出来ないから、お互いがテーブルを挟んで会話して、テーブルにお互いの腹のうちを並べて「ほうほう、そちらはそう言うものなんだ」となるような。


下手くそな例えだ…。


理解と共感、感覚の共有は違う。共感と感覚の共有は同義に近いかもしれないけど、若干含まれるものが違ったりするじゃない?


互いに言い分は理解出来たとしても、共感と共有、それが出来ない。


目の前で会話してても私の感覚や感情とか言葉だけじゃ言い表せないものやその言葉に含まれる空気というかなんと言うか、凄く説明が難しいけどお互い知らないんだよ、その感覚も言葉に含まれる空気というかもっと真の部分をさ。


だって、国が違うのかと思うくらいに文化も環境も全然違う。




あと、大人がいない。どこを探しても大人がいない。


歳は確かに大人。だけど中身が背伸びした感じ、子供くさい。


それが同年代や年下になればなるほど。


狭い世界で生きて、狭い世界の事だけはなんでも知ってる、誰がどこの人間かまで把握できる、だって狭いんだもの、地域が。人口が少なすぎるから。ランダムに五人集めたら、三人は知り合いで友達。



それから、新しいものは入ってこない、画面の向こうの世界。



そして引きずり続ける、まだ賑わっていたこの小さな町の活気の余韻、それを10年以上も。


どんどんどんどん人が出て行って、どんどんどんどん10年前と違う、目の前に広がる衰退を「不景気」で片付けて、10年以上あの頃を待ち続けてる。




怖すぎる。




そんな人たちとこれからも過ごすのか。




ちょっと変わるけど、嫁ぎ先で理不尽なことされてもずっと義実家に仕え続けるお嫁さんがいるじゃない?


あれさ、狭い世界(家庭内)に飛び込んで必死に慣れようとしていたら「ここではこれが常識!」と舅、姑に言われ、旦那はそんな実家の習慣が当たり前だからお前が悪い、となる。そして嫁はどんどん洗脳されているような状態。




なんとなく今の私はそんな感じに陥りかけてた。陥った方が楽だったのかもしれない。全て麻痺して、この寂れた町がひらけてる方で、そして札幌なんて言われてみればたいした街でも都会でもなかったなって、そうやって洗脳されていけば楽だった。



でも、無理だ。




ここらへんは、本当に異質だ。



特に今の職場が異常者を寄せ集めたみたいで怖い。



人間不信になって、彼氏のことは好きだけど彼氏のことも信用出来なくなってきた。騙されてるのかな、って。何を騙されてるんだかわからないけど。まあ、結婚詐欺的なものにはあったけど。




メンヘラビッチ時代に「孤独だ」と言ってたけど、今の状況の方が孤独だ。


まわりにたくさん人がいる、優しい人もいる、なのに言葉が通じない、意味が通じない、もっと言うと聞き取れない。




そして、最初に言ったとおり、どれだけ自分の過去や腹の中を話してもだしつくしても、交わらないと言う感覚にもう発狂してしまいそうだ。




わたし、なんでここにいるのかな。




遠距離でいた方が幸せだったのかな、わからない。


遠距離だったら、私はずっと風俗で働き続けてたのかな。今も結局風俗だけど。




もう何日もまともに眠れてないから、そろそろ頭がおかしくなってきた。