雨女の笑顔はいつも晴れ

出会いはいつだったか忘れてしまった。でも、彼女の誕生日を2度祝った。いや、もしかして3度だったかな。そんなこと、どうだって良いんだけど。だって、祝った回数なんかじゃなくその質が大切だと思うから。



ついに現実社会での友達が0人になった頃、新しい友達との出会いを神様がくれた。


それはRちゃん。



Rちゃんとはツイッターで知り合って数年。会いたいなと思って一年が過ぎて私が北海道から彼女の住む県からそこそこ近くに住む事になった時には歓喜した。だけどやっぱり私の生活は苦しくて、一歩踏み出す勇気もなかった。


だけど地元に少し帰る事になったとき、バスや電車、飛行機を乗り継いでつく実家にこんなにも簡単に行けるならRちゃんに会うことなんて容易いじゃないか!と思い、さらに良いタイミングが重なりまるまる二日間遊べることになった。


Rちゃんの住んでる県は都会だった。札幌と同じかもしくはもうちょっと大きいイメージがあった。


都会の喧騒や眩しさを思い切り吸い込んだ。


Rちゃんとは密なやりとりをしていたけど会うのは初めてだったから、会うまでは緊張と不安と心配と、とにかく色々な思いで心臓がおかしな動きをしていた。


だけど、会うとすんなり今までも遊んだことがあるかのようにすんなり馴染めた。とってもとっても楽しくて、前に遊ぶ計画を立てた時は旅行チックな構想だったけど今回は普通に女の子が友達といつも通り遊ぶ感覚でお買い物したり食事したりお喋りしたり、本当に何年も何年も遠ざかり忘れかけ、もはや憧れになってたガールズトークや女の子同士で過ごすという遊びをした。


ごくごく平凡で当たり前で女の子の大半が過ごしてる時間を過ごした。


ああ、こんなにも楽しいなんて!


とても感動した。


さらに言うと、大きな街で過ごすことにも感動した。


私だって20歳くらいまでは当たり前に手にしていたものが、こんなにも素晴らしいことだったのかとしみじみ感じ、青春だなと思っていた。


Rちゃんと過ごす時間はびっくりするくらいあっという間で、相対性理論だなあと感じた。


プリクラを撮る楽しさ、化粧をしたり、お喋りしたり、ご飯を食べて甘いものも楽しんで


何度も繰り返しになってしまうけど、本当に当たり前の時間が自分も普通に与えてもらえたことに幸せを噛み締めずにはいられなかった。



Rちゃんは、私の唯一の友達で、そして唯一わたしが普通の女の子として過ごせる存在だから、これからも末長く大切に一緒にいたいと思いました。