マウンティング
仕事で疲れるのは、女の世界、女同士のマウンティング戦争。
誰よりも優れて、誰よりも辛い、どの面でも誰よりも一番じゃなきゃ気が済まない自尊心の満たされてない人たちが多くて疲れる。
おまけに教養もないから自分の行動を恥じる事もない。
そうだね、貴方は勝ってるよ、貴方の世界では常に一番よ。
感情のスイッチ
情緒不安定が凄い
自分で調節できるつまみが欲しい
前回からの近況を、と思ったけど全く覚えてない。
毎日毎日すぐそばの出来事が過去を消すほど大きくて強くて、読み返してみたけどその曖昧な表現がどんな物事を指してるかわからなかった。
3月に彼氏の誕生日を一緒にお祝いして、4月に私の誕生日をお祝いして、彼氏の長いゴールデンウィークを一緒に過ごし、そして彼氏の出張。
近場の出張なのでなんだかんだ帰宅してくれてる。
でも、私はどんどん調子を崩し腕の傷は増えた。
通っていた総合病院の担当医が4月にいなくなり新しい医者になったけど、合わなくて店長がずっと勧めてた新しい病院に行った。
そこの医者も合わないけど、一人では中々足が向かない総合病院よりは隔週店長が片道1時間半もかけてわざわざ送り迎えして確実に通ってる病院の方がまだ良いのかも、と妥協してる。
7月はまるっと店を休み、8月からぽつりぽつりと出勤。
短い彼氏のお盆休みを一緒に過ごし、彼氏とは大きな何かもあったかもしれないけど忘れる程度で、とても落ち着いた状態でいる。私の精神とは真逆。彼氏といる間は落ち着ける。
9月になり、肌寒くなり、一年が終わる感覚にふわりふわりと包まれてる感じがしている。
放物線
放物線を描くように緩やかに死んでいるのと何が違うのかというほどに何も良くなっていない。
春の訪れに怯え、そして夏は完全に死を渇望した。
そして一ヶ月があっという間というより、あっという間に一年が終わるのを感じる。
どこかで盛り返したい。返り咲きたい。
そんな風に、思っています。
性を売るのに適正な金額とは
更新してない期間に色々あったけれども、文章を書く余裕がないので簡単な内容ですが
金欠になると一万円で体を売る女。
ちなみにその子は26歳のぺちゃぱいの下品な女で、すっぴんは試合終わりのボクサーみたいなブスです。山田邦子に似てるとも言われてるけど。
化粧は目の周りをぐるりと黒く囲んだギャルメイク。化粧をすると少し可愛いのかな?とは思うけど。
でも私の美的感覚は世間とずれてるらしいから、化粧した姿ももしかしたらたいして可愛くないのかもしれない。
すっぴんがブスなのはわかる。はじめてすっぴん見たときはあまりのブスさにドン引きしたから。
一万円で自分を売るのって恥だと思わないのかな。
たとえば風俗で働いてるからバックが安い等で体を売っても手元に一万も入らないのはわかるけど、でも店側には客は一万以上払ってるわけで。
直接のやりとりで一万で体を売るって絶対無理だわ。
まあ、若干ただのやりまんってところもあるし誰彼構わずやることに抵抗がなくてわその流れで金がもらえたらラッキーとでも思ってるのかな。
………でももし、体を売るとして、適正な値段っていくらなのかしらね。
世界の変わり目
冬はもうすぐ死ぬと、風に乗った香りが知らせてくれた。あまりに早くそしてあっけない冬の死に、私は悲しんだ。10日前からカーテンを閉めたままの部屋で息を潜めて人間としての全てを放棄していたら、春がすぐそこまで来ていた。春の訪れにこんなにも憂鬱になったのは生まれて初めてだ。
虫の居所が悪かった男
彼氏は出張前に必ず神経を尖らせる。私はそんな繊細な彼にどうしたら良いのかわからないので放置してた。
そしたら、出発前夜になんだかぐちぐちわけのからない事を言いながらキレていてそのまま部屋の掃除やら洗濯をはじめた。
ごめんね、私がやらなかったからだね。
でもなんで私が全部やらなきゃならないの?
私が家出と実家に戻ってる間に出来たんじゃないの?
と思ったので彼氏を放ったらかしにした。
そして、もやもやしたまま彼を送り出した。そしてもやもやもやもやずーーっともやもやしたまま、私は仕事にも行かずに引きこもっていた。
お金がないしお客様と店からの出勤要請がすごいので、もうそろそろしたら現実に帰らなきゃ。
お金はない、めちゃくちゃ太った、もう終わってるな。
でも、お部屋は大掃除してとても綺麗になりました。
あとは彼氏とのもやもやした感情を電話で解消し、そして新たな彼氏との問題が出たりして、そんなこんなでしんどいですね。
家出をした
入院をすすめられた水曜からその週は何とか家にいて耐えていた。でも、やっぱり何もかもダメで家出をした。
いつも通り仕事に行く支度をしつつ、大きなキャリーケースに洋服や荷物を詰め込んだ。彼はそれを何も言わずに見ていた。
そして早めに店長に迎えに来て貰い、彼氏には家を出る時に「愛してる好きだよ」とキスをした。そして店の目の前にあるビジネスホテルに降ろしてもらった。
それが日曜。
私はその週の水曜まで帰らないつもりで予約を取っていた。
月曜の出勤準備中に彼氏から電話があった。
帰ってこないの?どこにいるの?俺がだめなんだね。これからご飯はどう?
時間も時間だったので、ご飯はお断りしてその他のことについてはうまく言葉に出来なかったけど、少しずつ話した。
私は仲良くしていたい、彼氏と。
ピリピリ、カリカリしてるところを見せたくないし、それを伝染させて二人で膨れっ面していたくない。
だからこそ、距離を置く時間が必要なんだと。
本当は今すぐ会いたいけど、でもだめだと思う。頭の中で何度も言い聞かせた。
家出も早々にその日の仕事中に母親の叔母が亡くなったと連絡があった。母親の叔母は私たちにとってはおばあちゃんのような存在であり、また叔母も私たちを孫のように可愛がり私の母のことは娘のように可愛がってくれていた。そして、何かあった時は私たち家族が独り身の叔母の面倒を見ることになっていた。
日付が変わり火曜日になって店を閉め、私がホテルに戻った頃に母から泣きながら電話があり戻って来て欲しいと言われた。私も最期におばちゃんに会いたかった。
急いで身支度してチェックアウトをし家に帰り彼氏に事情を説明した。
火曜の夜に発つ飛行機を取り、仕事終わりの彼氏に空港まで送ってもらった。
その前に精神科に行き事情を説明して薬を貰い、店にも長期休暇を貰った。
本当は家がぐちゃぐちゃだからせめて少しでも片付けをしたかったのだけど、ほとんど寝てなかったのでそのままにして出発した。
葬儀などは行わないで直葬の予定だったのだけれど、友引が間に入ったのでその間に久しぶりに親戚にあったりおばちゃんの親友に会ったり。
私は私でスーパー銭湯で軽く息抜きしたり。
本当はしばらくいる予定だったのだけど、私が手伝えることもなさそうだから火葬が終わった日にすぐに戻った。平日だったけれど仕事の関係でちょうど有給を貰ってた彼氏が迎えに来てくれた。
そして、そこで私の墓問題が出た。というか、私たち家族の墓問題が出た。先祖代々の墓はあるけれど、事情があって私たち家族はそこには入れない。私は自分の先祖代々のお墓が好きで、いずれここに入れてもらえるのだと思っていたからびっくりした。
そこから、私の頭は墓のこと、それからもうすぐ来る確定申告のことでいっぱいになった。
貴女には保護が必要です
前回の更新から、バタバタと一ヶ月が過ぎていった。レギュラーメンバーが出勤出来なくなり、連勤が続いたり。
そんな中で重たくのしかかるものに耐えられなくて壊れる寸前だった。
「入院する気はある?」
医者の言葉にイエスと答えられても、先立つ物がなかった。
きっかけは些細なことの積み重ねだったんだと思う。それがいっぱいいっぱいになっていた。
その日、通院の日だった。それで彼氏が有給をとってくれて送り迎えをしてくれることになった。前日に朝9時に出発しようねって話して、彼氏は夜更かししてから寝てた。
午前7時に胃が痛くて横になってるのも辛かった。だから彼氏を起こして背中をさすってとお願いした。
胃痛の原因は私にもあるのだけれど、それでもめちゃくちゃに痛かったから助けて欲しかった。安心させて欲しかった。
彼氏はキレながら背中を雑にさすってすぐに寝てしまった。身を縮こませてうめき声をあげながら早く起床時間になって病院に連れて行ってもらうのをひたすら待った。
起床時間に彼氏に声を掛けると、怒りながらまだ寝ると言われた。だからそこからもう一時間待った。けど同じ返事がかえってきた。
私が変な時間に起こして背中をさするように言ったのが悪いらしい。それが原因で自分は起きられない、起きない、と。
既に溢れていた私の中のものが爆発して、泣きながら店長に電話をした。
「ごめんなさい、病院に連れてって欲しいんです」
店長はすぐに来てくれた。
泣きながら家を出る私に声もかけずただじっと見ていた彼氏。
病院に着き診察を受け、入院をすすめられた。
私も頷いた。でも、お金がないの。だからできないの。
「じゃあ、彼氏から少し離れるようにしてみて」と言われた。私の行くあてなんてないけれど、少ないお金を握りしめてビジネスホテルに泊まったりは出来るかなって。
診察室を出る私に医者が
「死なないって約束出来る?」
と言った。私は
「なるべく、そうならないように、死なないようにします」
と答え礼を言って帰ってきた。
それが一月の終わり頃の水曜日だった。
知ってしまった地下室
知らぬが仏、でも知っていた方が良い闇もあると思ったので私はきいた。
私が入店したときは、既にいまの店長と社長がうちの店と系列の飲み屋の管轄だった。だから私は店長と社長の両方から前の店長の悪口しか聞いてなかった。
けど、本当の悪者はいまの店長と社長だった。
前の店長は厳しい人だったけれど、仕事はできて売上も客足も伸ばす人だった。
いまの店長は仕事が出来ず売上も客足もガタ落ちになり、さらに社長は女癖が悪く、うちの店といまある飲み屋以外に今はもうない2店舗あったキャバクラに入店する子やうちの店に入店する子達を食い散らかし、狭いこの町で噂がたち入店する女の子はいなくなり、女の子がいなければお店はまわらず売上も必然的に落ち、そして2店舗のキャバクラを潰した。
それと社長はギャンブル、特にスロットが好きだったから店の金をくすねたり「給料日に返す」と釣り銭を持ち出したりしていた。
前の店長はそれを断った。いまの店長は社長とズブズブで融通をきかせた。
前の店長は社長のセクハラを本部の会長にFAXで伝えなんとか悪い状況を変えようとしたが、会長の目に入る前に社長とズブズブの本部の別な人間に潰され、そしていまの店長と社長で前の店長を徹底的に潰しにかかった。
そして、いまの現状がある。
なあなあ、だらだら、誰も来ないお店なのは田舎だから、時代が変わったから、そう思っていたけど違った。
うちの店や系列の飲み屋に入店する子は、社長の女癖の悪さを知らないか、知りながらも食い扶持を稼ぐために覚悟の上で入店するかのどちらかだ。
私はよそ者だったから、何も知らなかった。
それから、いまの店長はニコニコ笑顔で優しくてよく話を聞いてくれていつも助けてくれた。
でも、本当は恐ろしい裏の顔を持つ人間だった。何年も前の事を根に持ち、お局たちを嫌っているし、私に前の店長の悪口を吹き込みその内容は自分自身や社長の罪をなすりつけでっち上げた人物像だった。
私は本当に心から信用していたし、行動にちょっと疑問に思うこともあったけれどあまり気にするほどの事でもなかったし。
私が店長と社長、特に店長に気に入られてたのは私がきちんと成績を残せるからじゃなかったんだ、過去を何も知らない自分の色に染められるからなのと自分の子どもが精神病になっていたからそれを被せていたから。
恥ずかしくなる。
これからどんな顔して会えば良いのか。
それにしても、私は四半世紀近く生きていて未だに人を見る目がないな。